外壁塗装・防水工事を始めとする改装・改修工事は安全で快適な住まいを保つために、どうしても必要となる修繕工事です。付加価値の高い施工を得意とし、オーナー様の収益に繋がるご提案を差し上げます。外壁塗装・防水・修繕・改修工事はトレジャーボックスにお任せください。
iemo、houzz、RoomClip、Instagram...これらはスマートフォンを主軸とした比較的新しいサービスですが、今後の賃貸住宅探しに少なからず影響を与えていくことになると思います。
たとえばInstagramの流行は自分で手に入れた部屋をInstagramに投稿する人が増えれば、
部屋選びにかけるデザイン優先度は上がるでしょう。
そんな世の中の変化を念頭にいれながら、賃貸住宅に対するにーずとはどんなものか。
今回はリクルート住まいカンパニーが実施した「住み替え検討者調査(2016年、2015年)」をもとに、探ってみましょう。
■満足度から見る「当たり前・差別化」ポイント
まず現在賃貸住宅に居住中の人が、今の住まいのどこに満足しているか見てみましょう。
項目別でもっとも評価が高かったのは、「間取り・プランが良いこと(39.6%)」。
ついで「収納スペースが充実していること(38.2%)」「耐震性が優れていること(33.9%)」「家事の動線がスムーズなこと(33.9%)」となりました。
満足度上位の項目はニーズが高く、そのニーズを満たしている物件も多い、
つまり比較的当たり前になりつつある項目。
いっぽう中位から下位の項目は、ニーズが高いのに満たしている物件が少ない、
つまり競合物件との差別化ポイントになりうる可能性がある項目と捉えてもよいでしょう。
■「退去リスク」が高くなる不満ポイントとは?
さらに、賃貸入居者が、今の住まいにどんな不満を持っているか、
不満ポイントも見てみましょう。
これは高い項目ほど「退去リスク」が高いものです。
全体で高いのは「上下階や左右の部屋の音(45.0%)」「収納が少ない/狭い(41.6%)」
「隣の家との壁が薄い/遮音が弱い(40.4%)」「冬寒く、夏が暑い(39.5%)」
「結露やカビが発生する(36.2%)」と続きました。
上下階、左右の音の問題と、断熱性能について不満を挙げる人が多いという傾向が見れます。
これらの対策は、多くが新築時や大規模修繕時に必要です。
年代別で見ると40代・50代が気密性・断熱性を不満に持つ傾向が高く見られます。
寒暖差はヒートショックにもつながるので不満の解消という観点のみならず、
入居者の健康を守るという観点からも、対策を検討すべき項目と言えるでしょう。
■賃貸住宅探しでの重視ポイントは?
では賃貸住宅検討者が部屋探しでどんな点を重視しているか、ニーズを見ていきましょう。
重視ポイントの第1位は「音が隣の部屋に漏れないこと(57.5%)」
次いで「間取り・プランが良いこと(49.9%)」「音が階下の部屋に響かないこと(47.4%)」
「収納スペースが充実していること(46.4%)」「外からの音が部屋で気にならないこと(44.3%)」と続いています。
不満ポイントを反映して、賃貸選びでは音の問題を意識する傾向にあることが分かります。
多少お金をかけても将来の空室リスクの低減を図ることをお勧めしたいです。
■賃貸カスタマイズ、どんなことをやりたい?
さて冒頭にお伝えした賃貸住宅の内装デザインですが、近年の"DIYブーム"の高まりもあって、
「賃貸住宅も自分らしく」という考えが広まっています。
ただデザインの好みは人によって異なるものです。
そこで、事前に「カスタマイズできますよ」と提示して、手を加える前に入居者を決め、
好みにカスタマイズしてもらう、という方法はいかがでしょう。
壁や床を複数のパターンから選べる物件へのニーズを見ても、
「カスタマイズできる物件を選びたい」という回答が全体で52.2%と、
過半数という結果が出ています。
賃借人の退去後、次の募集前に現状回復を行うのが一般的だと思いますが
「原状回復された賃貸住宅を選ぶ」は、全体でわずか21.8%という結果でした。
どんな内容に興味をもたれているか見ると、
自己負担ありでもやりたいことの3位に「壁に収納・飾り棚やフックを取り付ける」、
6位に「収納内部仕様を変える」、7位に「部屋のサイズに合う、作り付け収納を付ける」など、
物件に穴を開けたり何かを取り付けたりして、収納など増設や変更するものが挙がりました。
壁への棚やフックの取り付けについては、オーナーのみなさんとしては、
施工不安もあるので手放しで歓迎というわけではないでしょう。
手は2つあります。
1つはどこにどんな棚やフックを取り付けるかを事前に入居者と確認し、
退去時の扱いについても賃貸借契約書でしっかり取り交わすこと。
もう1つは逆に、入居者にほんの少しの金額負担で金額負担で棚設置もできますよと
こちらから施工も含めてカスタマイズ提案してしまうこと。
費用の回収も、たとえば2年間月500円の賃料アップでいいですよ、
といった提案で行う方法もあるのではないでしょうか?
また壁の色や素材の変更は、先ほど見た「カスタマイズできる物件」への希望が高いことから、現状回復をする前に、好みの壁紙や仕上げを選べるようなサービスが有効と考えられます。
SUUMOでも内装のカスタマイズができることが分かりやすく表現できる画面を開発しました。
ぜひ今後活用いただければ幸いです。
参考資料①:今の住まいの満足ポイント(賃貸住宅に居住中)
1位 間取り・プランが良い 39.6%
2位 収納スペースが充実している 38.2%
3位 耐震性が優れている 33.9%
3位 家事の動線がスムーズ 33.9%
3位 音が隣の部屋に漏れない 33.9%
4位 耐火性に優れている 31.9%
5位 音が階下の部屋に響かない 30.8%
5位 外からの音が部屋で気にならない 30.8%
6位 気密性に優れている 30.6%
7位 耐熱性に優れている 29.4%
8位 外観のデザインが良い 28.1%
参考資料②:今の住まいの不満ポイント(賃貸住宅に居住中)
1位 上下階や左右の部屋の音、子供の足音 45.0%
2位 収納が少ない/狭い 41.6%
3位 隣との壁が薄い/遮音が弱い 40.4%
4位 (耐熱性が低く)冬は寒く、夏は暑い 39.5%
5位 結露やカビが発生する 36.2%
6位 お風呂が狭い 34.6%
7位 キッチンが狭い 33.0%
8位 玄関が狭い 29.9%
9位 洗面/脱衣所が狭い 26.7%
10位 靴の収納が狭い 26.5%
11位 部屋の数が少ない 24.1%
12位 リビング/ダイニングが狭い 17.8%
参考資料③:今回の賃貸住宅探しで重視すること
1位 音が隣の部屋に漏れないこと 57.5%
2位 間取り・プランが良いこと 49.9%
3位 音が階下の部屋に響かないこと 47.4%
4位 収納スペースが充実していること 46.4%
5位 外からの音が気にならないこと 44.3%
6位 耐震性が優れていること 42.1%
7位 耐熱性に優れていること 29.8%
8位 セキュリティが良いこと 27.5%
9位 内装のセンスが良いこと 25.0%
10位 住宅設備が豊富に揃っていること 24.9%
参考資料④:自己負担ありでも実現したいカスタマイズ内容
1位 照明を好みのものに変える 49.5%
2位 バスルームのシャワーヘッドを交換する 44.6%
3位 壁に収納・飾り棚やフック(コート掛け)を取り付ける 41.3%
4位 トイレを洗浄便座にする 35.8%
5位 窓をUVカット仕様・遮熱フィルムを貼る 35.2%
6位 収納内部仕様を変える(棚板追加など) 33.6%
7位 部屋のサイズに合う、作り付収納を付ける 32.5%
7位 物干しざおを掛けるフックを取り付ける 32.5%
8位 トイレに収納棚を取り付ける 31.2%
9位 壁の色や素材を好きなものに変える 30.2%
記事の引用元:全国賃貸住宅産新聞